全てのスタッフに言えることだが一緒に働いているときはお互いの感謝や思いやり等忘れがちだけど、いざ居なくなると本当にその人の重要度がわかる。おそらく患者様にとっても日々慣れたうち解けたスタッフが居なくなることは居心地が悪くなる要素だと思う。
生活でも仕事でも何でも安定した当たり前こそ感謝って気持ちを忘れぬ事が必要な様だつくづく思う。
私自身、今は精進、精進と言い聞かせその問題、良い医療提供、今年4月に行われる医療制度の改正、本業の勉強、お酒?に明け暮れている。
「精進」(しょうじん)? 辞書で調べてみると・・・
- 雑念を去り、仏道修行に専心すること。
- 一定の期間行いを慎み身を清めること。
- 肉食を断って菜食をすること。
- 一つのことに精神を集中して励むこと。一生懸命に努力すること。「研究に―する」
「う〜ん?」私は敬虔な仏教徒でも無いので1ではないな? 2の一定期間でも無いけど今はとりあえず頑張らなくては、3も焼肉大好きの私には肉食を食べないとたぶんエネルギー源が無くなりしぼんでしまう?4だな!
と言うことで土曜日は診療終了後、気分転換に本業の勉強をしてきました。(写真左下の頭がどうしても写ってしまいました。(^_^; )
まずはアキレス腱断裂の治療の最新の見解
アキレス腱と言えば昨年当院職員が負傷し久しぶりにストレスを感じ治療をしました。最近でも手術と手術をしない保存的治療があるのですが講演の先生のお話ではスポーツ選手においても手術をしないでも十分との見解でした。ただ初期の再断裂は手術しない方に多いので注意を要するとの事。私も疑問だった切れたアキレス腱の断端の組織はまず瘢痕組織となりそこにアキレス腱本来の繊維組織に置き換わる事が組織学的に認められているとのこと、これ故陳旧性の断裂でも断端縫合が可能だという事です。ちなみに手術の有無にかかわらずギプス固定においては膝まで固定したら逆にうっ血を起こし良いアキレス腱が出来ないとのことでした。
次に足関節捻挫のお話
足関節捻挫においてはまず靱帯損傷、骨折合併の有無の診断のためレントゲンやストレス撮影等でしっかり診断をつける事が大事!とのこと。治療の流れとしてやはり手術よりも保存的療法が一番の選択になるようです。なぜなら負傷初期の適切な固定でほとんどの場合うまく行くからで将来痛みやぐらつきで支障がでた場合のみ手術とのこと、陳旧例で痛みが続く場合は後々の手術での成績がいいのでそれからで十分だからですが理由だとか。
そういえば10数年前私が切りまくっていた頃はアキレス腱断裂も足関節捻挫の靱帯損傷も手術が第一適応だった。アキレス腱の術後も膝上までギプス固定していたし・・・。
当院の治療においてはこれらの治療は現在の考えのレベルで診断、治療方針計画、治療が行えていることも再確認出来ました。
今年は是非月一回の勉強会参加、年一回の大きな学会参加を目標に???行こう!(かな?)
by 院長
お断り:上記記事はあくまでも研修会を聴講しての内容を私的考察を加えてブログで綴ったものであります。各疾患についての治療方針の指針ではございません。治療においてはあくまでも参考までに詳細については各々の主治医に相談して下さい。(2013年3月25日加筆)