2010年2月2日火曜日

アジアの病院は頑張っている!(目覚めよ、ニッポン)


N病院のY先生からメールをもらった。 
Y先生は、アメリカの医科大学を卒業されアメリカと日本の医師免許を取得、アメリカの厳しい研修システムを経て映画ERさながらの現地の病院の第一線で活躍されていた先生。 出会いは今から約18年前、私が医者になって3年目にアメリカに研修に行った先で現地の若手Dr.に混じって活躍されていて出会った。 いわゆる医者版の野茂、ご自身が苦労して開拓して来られた経験の著書を数冊発行されている。

 

ところが元々京都出身の先生、数年前に帰国されなんと枚方市内のN病院で現在働いておられる。本当に世界は狭いものです?

本日、タイの病院に行かれたとの事で現地の情報をご教授下さった。



この間はタイに行ってチェンマイの一般私立病院に見学に行く機会がありましたが、東南アジアの病院、医療がすすんできているのには、正直びっくりしました。病室が非常に広く、多分日本の一般病院の2倍くらいの広さがあると思いました。二人部屋を見せていただきましたが、各ベッドの横には家族さん用のソファーとテーブルと椅子が置いてあり、ソファーは家族さんが眠れるくらいのものでした。ベランダまで付いており、窓からチェンマイの川や町並みが見え、ホテル仕様でした。食事はタイの食事と洋食から選べ、希望があれば日本食も出前してもらえるらしく、出前のメニューが病室においてありました。テレビはカードをいれることなく、普通に見れましたし、LANの完備している部屋も選べるとの事でした。もちろん各部屋にシャワー設備がありました。廊下にも日本の病院にありがちな、雑多なものとかも置いてなく、非常にきれいでした。義理の姪が2~3日入院していたのですが、エコーや血液検査、点滴等を受けて、政府や会社の保険に入っているので、自分の負担金はないとのことで、それもびっくりしました。僕達は日本の医療がアジアでは一番いいんだ、世界でもトップクラスとか、洗脳を受けていますが、実際はそうでもないのかもとか、考えさされた経験でした。

今日のアジアの進歩はご周知のように目まぐるしいものがある。
私の世代なんぞは物心がついてからアジアでは日本が一番で育って来たし、学生時代までは現にそうであった。 でも気がつけばコンピューター環境や医療、福祉までもが追いつかれもしくは追い越されている勢いである。

私も少しショックで考えさせられた報告でした。 頑張ろう日本!と田中外科!

By 院長